アクトワークス株式会社 皆本 勘二さん

「やり過ぎ」くらいがちょうどいい。細部まで妥協しないのが信条
 工務店で現場監督の仕事を2年間経験し、最も魅力を感じた内装業を手掛けるアクトワークスに転職。入社して13年、今も仕事に楽しさを感じているという。
 「天井や壁にクロスを張ったり、水回りにクッションフロアを張ったりするのがメイン。設計士さんや大工さんが造ってきた家が、目に見えて仕上がっていくのが分かる仕事です」と皆本さん。ボードのつなぎ目にはパテ処理をして、なるべく均一に張れるよう作業する。薄くて張りにくいクロスもあり、知識と経験が問われる仕事だ。「マエダハウジングの仕事はワンポイントでクロスの色を変えるので、使用するクロスの種類が多いのが特徴です。それぞれに適切な作業をしながら、柄入りクロスは絵が合うように張ったり、天井と壁の境目は隙間がないようカットしたり、細かいところにまで神経を使っています」。
 リフォームでは元のクロスがうまく剥がせないこともあり、思い通りに作業が進まず、苦労することもある。それでも、お施主様や工事を取り仕切る現場監督が「きれいになったね!」と喜ぶ瞬間を励みに作業している。「マエダハウジングはクオリティーにこだわるので、やり過ぎくらいがちょうどいい。迷ったときはお施主様に喜んでもらえる方を選択しています」。 壁紙に思いを込めて。皆本さんは明日も完璧を求めて仕事に向かう。
余分なクロスをカットする地ベラやクロスの空気を抜くためのハケ。ローラーは継ぎ目を押さえる際に使う仕事道具。