リノベで叶える自分らしい暮らし

コレクションを眺めながら
ご夫婦で一緒に楽しむ空間へ
【広島市南区 F様邸】
 ご主人が独身時代から住んでいた築24年の分譲マンション。実家を出て1人暮らしを考えたとき、長く住むのなら賃貸ではなく資産として残す方がいいと両親にアドバイスされ、13年前に20代でマンションを購入。奥様と一緒に暮らし始めてから7年が過ぎた。2人の息子さんに恵まれ、これからの将来を考えたときに、感じている住まいの不満を解消したいとリノベーションを検討した。
 まず驚くのが、リビングの一角にある造作棚。ご主人のCDコレクションを、ショップのようにきれいにディスプレーしている。以前は透明な収納ケースに保管し整理しきれない状態だったが、2000枚のCDが収まる可動棚を設けたことで、聴くだけでなく、眺めながら暮らせる空間へ変身した。また、ダイニングには、雑貨店に勤めた経験がある奥様の、センスのいい小物やインテリアを飾るスペースを設けている。ご夫婦それぞれの趣味を見せるLDK空間は、個性を伝えながらも違和感がなく、趣味を楽しむスタイルとしてお手本にしたくなるアイデアだ。
 もともと木の質感や雰囲気が好きというご夫婦らしく、以前から使っていた家具の好みに合わせて、内装や間取りを決めていくリノベーションだったと振り返る。 好きな世界観を巧みに取り入れた住まいこそ、わが家と呼ぶにふさわしい。
 マエダハウジングとの出合いは、同じマンションに住む奥様の友人が、同社でリノベーションをしていたこと。その変化に驚いたF様ご夫婦はリノベーションの相談を決めた。「気になる他の会社もありましたが、マエダハウジングの担当の方とは心地良い距離感があり、手持ちの家具を生かせる提案も決め手になりました」と奥様。
 「妥協したくなかったのは収納と動線でした。収納は玄関側に土間収納とウォークスルークローゼットを新設。水回りの動線も、キッチンから洗面室・浴室・廊下へ回遊できる間取りになり、妻がキッチンで用事をしながら、風呂上がりの子どもに着替えもさせられる。無駄な動きがなくなり喜んでいます」とご主人も笑顔を見せる。
 段差のあった空間もバリアフリーになり、これからの暮らしにも対応。家族全員が安心して長く住める家は、今まで以上に笑顔が増えることだろう。
Living
オーディオと音楽ソフトがある空間。造作棚側の壁にはヘリンボーン柄のクロスをセレクト。造作棚は可動するので、高さを変えれば飾り棚としても使える。
Hobby room
少し狭くなった洋室は、ご主人のプライベート空間に。床は木質の表情を演出する合板フローリング。ロフト風のベッドはアイアン素材が空間にアクセントを添える。壁のデザインクロスはご主人のセレクト。床に置いた楽器や雑誌もインテリアの一部。
Before
After
Dining & Kitchen
リノベーションして開放感が増したLDK
床はクリの無垢材。和室のあった場所は洋室にし、引き戸を開ければLDKと一体に、閉じれば独立したプライベート空間になる。将来は子ども部屋として考えているとか。
Before
After
洗面室はL型に広くして洗濯機置き場を確保。デッドスペースには棚を設けて洗剤などを収納。
Before
After
玄関は洋室の一部を取り込み広い土間収納に変身。物干し竿を設けたことで濡れた雨具を干すこともできる。
マエダハウジングから提案のあったフレームキッチンに奥様が一目惚れ。無垢の床や家具と一緒に温かみのある落ち着きを醸し出す。壁と一体になるような引き戸の向こうに洗面室を配して動線も確保。
キッチンはシンクとコンロを分けて作業場所を広く取れる配置に。下がり天井部には、木目を生かしたアクセントクロスを採用。
Before
After