家族のこれからの暮らしに合う半平屋

家族のこれからの
暮らしに合う半平屋
 長男の大学進学をきっかけに、ご主人の実家の隣にあったお祖母様の家を建て替えて住むことにしたK様。当初は平屋を希望したが、プランナーや建築士と相談して、2階に子ども部屋を設けた。「この先、子どもたちと暮らす期間は長くないと思うので、2階にはトイレやベランダをつくらず、夫婦の生活は1階で完結できるようにしました」と奥様。平屋にしなかったことで庭を広く取ることができ、ご主人の趣味であるサッカーを練習する人工芝のグラウンドを設けた。
 奥様のお気に入りは、階段下を有効活用したキッチンのパントリーと、廊下に配置した洗面台。家族が入浴中に自由に洗面台を使えないストレスがなくなり、かなり快適になったそうだ。また、将来、仏壇を置けるように畳コーナーを用意し、玄関にはご主人のサッカーシューズを収納できるシューズクローゼットを設けた。「隅々まで希望通りの家を実現できました。窓の位置や軒の長さを工夫してもらったので、明るくてやわらかい光が1日中入ってくるのが気持ち良いですね」と奥様。ご主人も「いつか庭のグラウンドで近所の子どもたちにサッカーを教えたい」と、新しい家でのこれからの生活に期待を膨らませている。
2つの窓から明るい光が差し込むキッチン。パントリーは入り口が低いため扉がなくても中が見えすぎない。
ビングに隣接する畳コーナー。ごろ寝ができることと、将来的に仏壇を設けるために和の空間が必須だった。窓際にはパソコン作業ができるウンターを設置。
トイレの壁には枠のないFIX窓を取り付け、光と外の緑の風景を取り込んでいる。
玄関を入ってすぐの位置に設けた洗面台は、帰宅後すぐに手が洗える。脱衣室と分けたので、家族が入浴中でも気にせず使えて便利。取り付けたFIX窓により、明るい玄関ホールとなった。
リビングでくつろぐご夫婦。建具と床をグレージュで統一し、全体の色味を抑えたことでリラックスできる空間に。
長男の部屋。子どもたちが自分の部屋のアクセントクロスを選んだという。
階段スペースの窓。「ここからの景色が好き」と奥様。
玄関土間とシューズクローゼット。10足以上あるご主人のサッカーシューズもすっきり収納。
ご主人こだわりの人工芝のグラウンド。外観は黒をベースに、木目調を取り入れることで個性を演出。