秋田工務店 秋田 友和さん

働きながら二級建築士の資格を取得
高難度の要求が大工としてのスキルアップに
 昔から木が好きで、木に触れながら黙々と仕事をするのが好きだという秋田さん。高校の建築科を卒業後、10年間工務店で大工の仕事をしながら将来の独立を視野に入れて二級建築士の資格を取得。建築会社でさらに10年間の工場勤務を経た後、晴れて大工として独立を果たした。
 既存部分に新たなものを加えるリフォームの現場は、大工として考えることが多く、「正解はあるようでないようなのがリフォームの現場。新築に比べて難易度は高い」という秋田さん。それでも、「完成したときの喜びは、難しい現場ほど大きいものがあるし、高い要求に応えることが自分のスキルアップにもつながります」と大工仕事の手応えを感じているようだ。
 誰よりも現場に長くいる大工として、仕事を全うすることはもちろん、常に整理整頓を心掛け、現場をきれいにしておくことを大事に考えているという。「現場をきれいにすることは、自分を含めてそこで働く人たちのケガ予防や安全管理にもつながります。近隣住民の方への配慮も常に欠かさないようにしています」と自覚もたっぷりだ。
 独立直後からマエダハウジングの仕事を手掛けて約3年。「着工式のあいさつは今もドキドキします」という秋田さんは、スタッフやお施主様など誰からも信頼してもらえる大工になることを目指し、今日も現場へ向かう。
コンプレッサーやビス留めなど“エア工具”と呼ばれる電動の道具の数々。秋田さんは常時6種類は携帯している。