通勤を視野にJR駅付近で 築20年のマンションを購入しリノベーション

クロスや壁材で遊び心を加えつつ健やかに暮らせるわが家を実現
【広島市西区 A様邸】
住んでいた社宅の取り壊しが決まり、中古マンションを購入してリノベーションしようと考えたA様。書店でマエダハウジング発行のリノベーション雑誌『広島リノスタイル』を見て、物件探しからリノベーションまでを一貫して手掛ける同社を知り、五日市店を訪問。担当者が話しやすく信頼できそうだと感じ、物件探しから依頼。通勤に便利なJRの駅近くで築20年のマンションが見つかり、リノベーションを依頼した。
 リビングを広く使いたかったことから、隣の和室をリビングダイニングに取り込んで広い空間にし、新設したウォークインクロゼットはリビングから見て扉が目立たないよう工夫。空間を活用して最大限収納スペースを確保し、独立型のキッチンは、壁に小窓を開口して閉塞感を軽減した。テレビ台の背面にエコカラットを張り、壁や天井のクロスは随所で色柄を変える工夫を凝らした。花粉症の息子さんと娘さんのために、居室の天井に抗アレルギータイプのクロスを採用。ここで暮らし始めてからは以前より症状が緩和したという。
 リノベーションで叶えたわが家の住み心地は「劇的に快適です!」と奥様。夜はテレビまわりの間接照明のみにして落ち着いた時間を過ごしたり、ご主人はお気に入りのロッキングチェアに揺られてお昼寝をしたりと、新しい家での暮らしを存分に楽しんでいる。
Before
After
Living/Dining
南側のバルコニーに面した和室を取り込んで広いリビングダイニングを創出
家族が集まり、最も長い時間を過ごすリビングダイニング。余裕の大空間に、落ち着いた色味を合わせた。
システムキッチンも一新し、収納力も向上。壁にはタイルを張り、目地は汚れの目立たないグレーを選択。
和室だった部分をリビングに。テレビ台の背面はエコカラット。天井の梁を生かして間接照明を設け、落ち着いた空間を演出。天井のクロスは悩んだ末に黒系を選択したが、リビング空間のアクセントになり、「これを選んで正解でした」と奥様。
壁一面にあしらったエコカラットは調湿性に優れ、加えて花粉を吸着する機能も併せ持つ。
リビングの壁に目立たないように設けた隠し扉の向こうにはウォークインクロゼットを新設。
Living
リビングでロッキングチェアに揺られながら昼下がりのひとときを
ロッキングチェアを配置したダイニング横のゆとり空間。背後に置かれた収納家具には、マスキングテープを貼って奥様流にアレンジを加えている
Before
After
框をR仕上げにし、土間部分を従来よりも広くしたことで開放感を増した玄関。
壁の照明は、奥様がイメージするデザインのものを女性プランナーが見つけてきた。
凹凸の柄が入ったクロスは、照明が当たると模様が浮き立って見える。
造作カウンターに洗面台を設置。水跳ねが気にならないよう、壁にはタイルをあしらった。
トイレは黒をベースに一面のみクロスの色柄を変え、クールな印象にまとめている。
Before
After
浴室はTOTOのシステムバス1418サイズに一新。大理石調のパネルが高級感を醸す。
Before
After
クロス、照明、テーブル
娘さんの好みを反映して部屋をコーディネート
アイアン製のベッドと机を中心に、かわいらしいピンクのクロスに囲まれた娘さんの部屋。照明の光を遮ることのないよう、机の配置も娘さん自身が考えたという。
部屋の壁全面にあしらったピンクのクロスも娘さんが選択。繊細な模様が浮き上がって見える。
シンプルながらも華やかさのある照明は、娘さん自身が自らセレクトしたもの。
奥様が愛用していた丸テーブルを、娘さんがマスキングテープでデコレーションし、自分らしくアレンジ。
寝室の天井もリビングと同じクロスを採用し、より落ち着いた空間に。クロゼットは横に広さを増し、壁面いっぱいに拡大して収容力をアップした。
広めのベランダには生き生きとした緑があふれ、室内からも目を楽しませてくれる。