ご夫婦と猫が楽しく 自遊に暮らす住まいへ

独立した間取りを
猫も遊ぶ多目的空間と
開放的なLDKに
【東広島市 K様邸】
 猫のハナちゃんは2代目。祖父母が飼っていた初代の猫を、K様が譲り受け可愛がっていた。初代が亡くなり、ご主人は仕事で忙しい日々を過ごしていたことから、奥様が寂しい思いをするだろう、それが同じ名前をつけたハナちゃんとの暮らしの始まりだった。
 今回のリノベーションのきっかけは、お子さんが独立してご夫婦2人の暮らしになり、使いにくさを感じていた築約40年の住まいを、これからも快適に暮らせる場所へ再生したいという思いから。同時に、ハナちゃんが家の中で元気に遊べる空間づくりを希望し、広くなったリビングダイニングに不思議な存在感を見せるフリースペースが誕生した。構造的に必要な柱と筋交いは、天井と並行に設けた格子の上部へハナちゃんが跳び上がるときにも役に立つ。格子はキャットウォークや室内干しも兼ねている。無駄なスペースを減らし、空間をできるだけ有効に使えるようにとのプランナーのアイデアだ。お孫さんの遊び場や書斎など、多目的に使える余裕を残している。
 「マエダハウジングさんは、身内から評判を聞き、何社か相談に行ったうちの1社。対応が早く、何よりも複数の提案から選ばせていただけることに感心しました」とご主人。「使いやすい家事動線になり、顔が見える対面キッチンも大満足です」と奥様。ご夫婦がくつろぎ、ハナちゃんが元気に遊ぶ、自遊な暮らしを実感している。
Before
After
Living/Dining
ダイニングキッチンとリビングが独立した間取りを一体にして広いLDKへ改装。耐震性を高める構造柱が境界となり、奥に多目的なフリースペースが誕生。
以前は壁付きだったキッチンを、シンプルなクロスに木のフレームを回したアクセント壁で囲む対面型へ変更。定年後のご主人と奥様が一緒にキッチンに立つことも増えた。これもリノベーションの効果と笑顔のK様。
生まれ変わったLDKで、ハナちゃんとくつろぐご主人。ハナちゃんと家の中で過ごせるようにしたのもリノベーションのポイント。テレビ台は造作し、床には無垢のミモザを採用。
空間を有効活用し
家族とペットが一緒に
楽しむフリースペースに
Free Space
お孫さんが来たときの遊び場にしたり、机を置いてミニ書斎にしたりするなど、多目的に活用。
Pick Up!
見映えと機能性が両立するインテリアデザイン
フリースペースのユニークな格子天井は、ハナちゃん専用のキャットウォークにも。梁と格子の間を上手に渡りながら、ここで過ごす時間も多いとか。
フローリングの床材をフリースペース奥側の壁に採用。ドライフラワーが趣味の奥様に合わせたオブジェを担当がオーダー。
格子から下がるデザイン照明も落ち着いた空間の雰囲気にマッチ。明かりの美しい影もご主人のお気に入り。
空間はあえてつくり込まずシンプルな棚のみ。ハナちゃんが格子へ跳び上がるステップも兼ねた設計。
Before
After
家事動線にも優れた
対面式のキッチンは
ご夫婦で過ごす大切な場所
以前は壁付きだったキッチンは、広いリビングダイニングと向き合う対面式へ変更。ご夫婦で料理を楽しむ機会も多いそう。 
ダウンライトと吊り下げ照明を組み合わせ、落ち着いた雰囲気の明かりでキッチン空間を演出。手元に合わせて照明をスライドできるよう配慮した。
以前の勝手口と洗面室が
収納棚を設置した新しい家族用の玄関に
洗面室にあった勝手口から家の中へ入っていた習慣をそのままに、家族用玄関として再生。
リノベーションした家族用の玄関には、鏡とカギを引っ掛ける場所を確保。既存の玄関は来客用として使用。
Before
After
トイレの位置は変更せず、デザインクロスで印象を一新。手すりを設置して将来に備えた。設備は新たに入れ替え、既存の便器は実家へ移設し再利用。
Before
After
仏間と床の間がある和室を残して、続き間の和室をご夫婦の寝室に改装。和室の間仕切り部分にあった欄間には透明のアクリル板を張り、隙間風が入らないよう寒さ対策も。
Before
After
Before
After