猫と暮らす。

愛猫37匹と人間が快適&安全に
伸び伸び暮らせる独自の工夫が満載
【廿日市市 M様邸】
 他県で暮らしていたM様は、宮島に近いエリアに住みたいと考えて、築38年の戸建てを購入した。それまで住んでいた家にもキャットウォークやキャットドアなどを設置しており、その経験も踏まえた「猫思いの家づくり」を実践することに。ネットで探した広島のリフォーム業者数社に相談した中で、施工事例のテイストが気に入り、女性担当者との相性も良かったマエダハウジングにリフォームを依頼することに決めた。
 37匹もの愛猫たちと暮らしやすく快適な家にと、1階の和室は洋室に。木造と鉄骨造混在のため1階天井の高さを増すことはできなかったが、2階と行き来ができるよう天井を一部開口した。猫は空間の広さよりも上下運動ができる高さの方が必要なためだ。床には長尺シートを張り、尿がこぼれても目地の中に入って染み込まないよう工夫。壁やキャットウォークなどの造作部分にはメラミン素材を採用し、爪で引っ掻いても傷が付かないようにした。1階と2階の洋室の天井にはアイアンフックを取り付けて、つるしたおもちゃで猫が遊べるようにしたり、コンセントを高い位置に付けるなど、細部にわたるいくつもの工夫には愛猫たちへの思いがあふれている。人間も猫も快適で安全に、暮らしやすい空間が実現でき、「楽しい家づくりができました」とM様は喜びを語ってくれた。
Before
After
人間も猫も暮らし心地の良い家づくりを目指して
細部にまで配慮と工夫を凝らしたリフォーム。
快適・安全で合理的な「猫思いの家」がここに完成した。
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猫の安全を考慮して独立型にしたDKは
特注ドアにこだわりが
高級感漂うリクシルのシステムキッチンを入れたダイニングキッチン。以前、熱い状態のIHの上を猫が歩いて肉球をやけどした経験があり、危険から猫を遠ざけるため独立型にした。天井と壁は柄違いのクロスを張り分け、他の居室とは異なる雰囲気に仕上げている。
特注で造ったドアは下半分にアクリル板を入れ、食事中も猫たちの様子が見られるようにした。上部にはカギも取り付けた。
猫が行き来する1階と2階の部屋にはキャットウォークが張り巡らされ、ストレスなく暮らせるよう設計。一部を透明にして肉球が見える工夫も◎
1階のロフトから2階に直行できる
キャットウォーク
各部屋で色を変えた2階のドア。内側から猫がドアノブに触れて開けないよう、鍵をかけられるようにしている。
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After
長いキャットウォークやトイレスペースなど
猫のパラダイス空間
タイルなど硬い素材だと転んで脳振とうを起こしたり歯が折れるなどの可能性があるため、事故防止と掃除のしやすさを考えて床に長尺シートを張った2階の猫専用の部屋。部屋を1周するほど長いキャットウォークも設置。
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これは超ユニーク!
人間用と猫用が共存する広いトイレに扉なし
人間用トイレと同じ空間に猫用トイレが置かれ、入り口には赤いスイングドアのみという設計が実に個性的。
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2種類のクロスを張った洗面室。洗濯機は人間用と猫用の2台設置。
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リクシル最上級のシステムバス「スパージュ」は高級感たっぷり。
色違いのタイルをランダムに張り、廊下の床に無垢材を採用して温もりが感じられる玄関。両側に収納スペースを確保し、左側にはケージやキャットフードのストックなどを保管できるようにした。
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重厚感のある大きなドアとカラフルなタイルが目を引く玄関。駐車場との境目には猫をかたどったゲートも設置。
玄関を照らすマリンランプ。室内でここ以外はほとんどの照明をダウンライトにしている。
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