冬暖かく夏は涼しく心地良い家だからシンプルに暮らせる

冬暖かく夏は涼しく
心地良い家だから
シンプルに暮らせる
 A様ご一家が以前住んでいたのは、築40年ほどの古い家。昔ながらの日本家屋で断熱性も日当たりも悪く、家中が暗くて昼間でも照明が必要だった。また、部屋数が多く、使わない部屋がいくつもあった。
 冬暖かく、夏涼しく、陽の光が入る明るいコンパクトな家にしたいとマエダハウジングにリフォームの相談をしたが、日当たりの改善には家の向き自体を変える必要があり、2階部分の減築は構造的に難しいことから、新築を建てることに決めた。
 南向きの平屋で、なるべく仕切りを減らし、家族が集まりたくなるオープンな空間づくりを希望。吹き抜けの勾配天井と、TVボードの上下を開口することで空気が程よく循環する構造にし、リビングの南側には広く掃き出しの窓を設け、一方、北向きに大きな天窓を設けて安定的に光を取り入れることにした。窓は樹脂サッシで壁は全て漆喰に。新しい家は日中隅々まで明るく、夏は計算し尽された風の流れが涼しさを運び、今は屋外の気温が一桁台になった早朝でも、家の中は20度前後で暖房要らずだ。まさに風と光のありがたさを実感している。「これまでたくさんため込んでいた防寒用品が要らなくなりました。電気代やガス代などの光熱費も節約できて大満足です」とご夫婦。快適に暮らせる喜びを日々かみしめている。
勾配天井や間仕切り壁の上下を開口することで、家全体の空気が循環するように計算されている。リビングの床と天井に天然スギの無垢材を張って断熱性と調湿性を向上。
キッチンはシンク上にオープンな棚を造作して、よく使う調理道具を並べている。持っていた家具をスケッチして寸法を測り、収まるように設計してもらった。
キッチンカウンターは2人で並んで作業ができるサイズを選んだ。
トイレはシンプルでスタイリッシュなTOTOネオレスト。タンクレスで掃除しやすい。
洗面のシンクは幅と深さのあるフラットタイプに。
子ども室の漆喰壁は落ち着いた色味に。将来リフォームできるよう梁を入れていない。
ファミリークロゼットは壁の下部を開口。空気の流れができて湿気がこもりにくい。
玄関は靴箱を設けず可動棚に靴を収めて見せる収納に。
前の家で使っていた屋久杉の一枚板のテーブルをキッチンの作業台としてリメーク。