広島市西区 黄様邸(3年目)

年月を経た植栽も含めての
中古リノベの価値
早春には窓から見える大きな梅の木の梢に小鳥がさえずり、窓を開けると家の中いっぱいに梅の香りが漂うという。築39年の戸建てをリノベーションした黄様邸。アプローチの階段を上がると年代物のソテツが出迎え、庭には丹精込めて育てた花々が四季折々に咲き乱れる。
 香港ご出身の黄様は国際税務というハードな仕事に携わる傍ら、植物が好きな”園芸男子“。仕事で忙しい毎日だが、休日に土や植物と触れ合っていると心が癒やされるという。「庭の梅やソテツを残すつもりでこの物件を購入しました。その土地に根付いた樹木って、お金では買えない価値があります」と微笑む。
外観は昔の趣を残して和の雰囲気に、内装はモノトーンの配色でまとめたスタイリッシュな洋風デザイン。愛犬と共に暮らす黄様は、LDKの床材に傷つきにくい素材を選び、夜も愛犬が動きやすいように玄関にフットライトを設置した。
 バスタイムが至福の時と話す黄様。浴室は2階に配置し、レインシャワーなど最高ランクの設備を導入。「庭で育てたラベンダーを浴槽に浮かべ、キャンドルを灯して音楽に耳を傾けながら1時間くらい過ごすこともありますよ」と話す。
 現在はリモートワークのため、リビングの一角にワークスペースを配置し、傍らには愛犬が休めるケージを設置。「入居時はリモートなど想定していなかったのですが、居心地のいい家で過ごせて良かったです」。ベランダの床をペイントしたり、庭に玉砂利を敷き詰めたりと、DIYも楽しみながらさらに住みごこち良い住まいになったようだ。
リビングの一角は2020年からリモートワークコーナーに。暖炉風電気ストーブが目を引く。
購入時から残した梅。毎年2月には花が咲きほこる。
玄関ののれんは出雲の藍染でしつらえたもの。
[黄様とジョーカーくん]
「部屋の中にも花を絶やすことはありません」という黄様。9歳になるトイ・マンチェスター・テリアのジョーカーくんと、1日2回のお散歩は欠かさない。