白が基調の3階建て 内装を欧風にコーディネート

白が基調の3階建て
内装を欧風にコーディネート
【広島市南区 T様邸】
 叔父から受け継いだ築60年の家はリフォームが難しかったため、建て替えを選択したT様。知人から紹介されたマエダハウジングに依頼し、家づくりを始めた。3階建ての新たな住まいはLDKと浴室などの水回りを配置した2階と、将来介護が必要になった場合に備えて1室とトイレを配置した1階。3階にはウォークインクローゼットを備えた寝室と子ども室を設けた。
 T様の好きな白を基調とした空間に、照明器具や時計などでゴールドを加え、アイアンの装飾を施すことで、ヨーロッパのホテルのような雰囲気を創出。直射日光が入らない北側に大きな窓を開口して、広い作業台と収納を備えたキッチンを配置した。洗面台は脱衣室から独立させて2階のリビング入り口と3階に配置。2階にあるペット室から、1階の階段を見下ろせるお出迎え窓をつくった。窓越しに帰宅した家族をいつも出迎えてくれるそうだ。
 「好きな色と好きな形に包まれたこの家は、住み心地が良く快適です」とT様。この地への思い入れが深かった叔父様も、新しく生まれ変わった住まいをきっと喜んでいることだろう。
キッチンは北向きの壁付きにし、ダイニングとの間にカウンターを造作。
テーブルやマット、ペンダントライトなどに丸いフォルムを選んで優しい印象の空間を演出
ダイニングとリビングの間の仕切り壁に入れたアイアン製の装飾は、今号の「くらうどスペシャル対談」で紹介されている鍛冶職人・岡本祐季さんにオーダー
玄関横にはスーツケースや靴などを多く収納できる広い納戸を確保。
ゲストからは内部が見えないよう、半分を引き戸にした
1階の階段横の壁にもエコカラットを採用。
見上げればお出迎え窓越しに愛犬の姿が
空間にゆとりが感じられるコの字型のキッチンは収納スペースも充実。
壁にあしらったモザイクタイルは設計担当から提案
主寝室の仕切り壁の裏側には、扉のない使いやすいクローゼット。
壁には大きな姿見も取り付けた
3階の主寝室。
2階と同じく白を基調としながらも、少し雰囲気を変えて木目入りのフローリングを選択
脱衣室の乾太くん専用に造作した収納台は、洗濯物をたたむなどの家事にも役立っている
各階に洗面台を設けることで忙しい朝も混み合わず安心。デザイン性重視でミラタップ製を採用
窓の美しさが引き立つように、濃淡が異なるグレー4種類のサイディングを張り分けた
広島市南区 T様邸
Data
敷地面積/100.93㎡(30.53坪)
延床面積/156.36㎡(40.45坪)
施工期間/5カ月
家族構成/3人