140年の時を歩んだノスタルジックな空間

歩くだけでタイムスリップしたような気分になる「たけはら町並み保存地区」に、福井県から移住した山内博行さん・雅子さんご夫婦が2022年3月にオープンしたカフェ。広島への移住先を探す中で一目ぼれした明治時代の建物をリノベーションし、一度訪れて大好きになったという台湾の家庭料理やスイーツを提供している。料理担当の雅子さんは、福井から大阪の料理学校に通い、台中出身の講師から本場の味を習得。台湾料理の魅力を一人でも多くの人に知ってもらいたいと腕を振るう。店内はレトロな家具や小物が配され、時を重ねた趣のある建具や木材が古民家ならではの、ほっと落ち着く空間を生み出している。ノスタルジックな町並み散策のランチやカフェタイムに立ち寄り、山内ご夫婦との会話も楽しみたい一軒だ。
話題のスイーツも堪能できる
台湾の家庭料理でおもてなし
台湾の家庭料理でおもてなし

紅燒牛肉麺(1.200円)。台湾を代表する麺料理。牛バラ肉やスジ肉を軟らかくなるまでじっくりと煮込み、八角と花椒のスパイスが効いた醤油ベースの甘辛いスープが、平打ち麺と相性抜群。季節の青菜もいいアクセントになっている

甜品セット(ドリンク付き・1,500円)豆花、パイナップルケーキ、台湾カステラという定番台湾スイーツ3品のセット。どれも手作りで甘さ控えめで、豆乳を使うなど体にも優しい

柱や床などの修繕は地元の大工さんに依頼。柱に施された金輪継ぎなど、木造建築の高度な伝統技術が見られるのも面白い
